初心者でも分かる!10万円損しない中古車の選び方をプロが徹底解説
はじめまして。自動車電装業界で8年間働いているあきとと申します!
このページでは「車知識0の初心者の方でも分かる10万円損しない中古車の選び方」を自動車電装整備士と自動車整備士のハイブリッドである僕が、実際の知識と経験をもとに他の公式サイトよりも丁寧に、小学生でも分かるようにステップ形式で解説しています。
すぐに本題に入りたい方は下記のボタンより自分の知りたいステップからクリック(タップ)して見て下さい。
↓知りたいところから読む↓
ステップ1
ステップ2
ステップ3
ステップ4
ステップ5
僕が8年間勤めている「自動車電装業界」というのは「自動車整備士」とは少し違います。
簡単に言えば「自動車の電気屋さん」だよ!
- エアコンの修理
- トラックの冷凍機の修理
- ナビの取付
- ETCの取付
- ドライブレコーダーの取付
- バッテリーの交換
↑このような事をする仕事です。
エアコン修理等を行う上で必要なフロンガス取扱技術者という免許も持っています。
なので普段の仕事で車検等の整備をすることはないのですが、「もっと自動車について詳しくなりたい」と思い、3カ月間(仕事帰りと日曜日)必死に講習を受けて自動車整備士の免許を取りました!
合格した時は本当に嬉しかったよ!
晴れて自動車電装整備士と自動車整備士のハイブリッドになりました!
そんな僕が自動車電装業界で8年間勤めているうちに、お付き合いさせて頂いている整備工場さんやディーラーさんの情報を色々手に入れてきました。
そして僕は今までに車を5台買って、今思えば損をしてしまっていた買い方もあったと気づかされたのです・・・
なので僕みたいな「損をする中古車の買い方をしてほしくない」という思いでこのサイトを作りました。
「あきとさんの方法で中古車を選んだら10万円損せずに済んだよ」←こういう方を一人でも多く増やしたいと思っていますので、最後までこのページをご覧ください!
- 中古車を買いたいけど、どこで下取りしたら良いか分からない
- 中古車をどこで買えば良いか分からない
- どの年式・走行距離を選べば良いか分からない
- 通勤車に使いたいけど、どの中古車を選べば良いか分からない
- ローンは中古車販売店で組んで良いの?
- 保険は車両保険を付けるべき?
僕も始めはこんな悩みが多かったけど、経験していくうちになるべく得をする方法をゲットしたので紹介していくね
ステップ1 今乗っている車を高く売ろう
まず1番大事なのが今乗っている車を出来るだけ高く売る事です!
車を売るときは車屋さんに持って行って見積をもらうというのが普通の流れですが、得をするためには自分の車の価格を色々なお店で比べなければいけません。
ただふらっと車屋さんに持って行って
あなたの車は○○円になります
ではその金額でお願いします
↑これではだめという事です!
最低でも3社以上は比べたいところです。
僕も実際にハイエースという車を売るときに4社実際に言って見積をもらいました。
その結果がこちらです↓
なんと一番低い見積と一番高い見積で7万円も変わりました!
やった事は車を売る場所を変えただけですよ?
それだけで7万円得をするなら、やらない手はないですよね?
なので車を売るときは絶対に見積を比べるようにしましょう。
とはいえ、何店舗も実際に行って見積をもらい、話を聞くのは大変でした・・・
特に僕が車を売るときは暑い日だったので、体力的にもかなり消耗しました。
体力的にも精神的にも結構辛かったよ
そこで僕がおすすめするのはネットで簡単に比べるという事です。
ネットで申し込んで査定額を比較することにより、一番高い買取店で売却することができます。
なので愛車をできるだけ高く売るには一括査定がおすすめなのです。
おすすめの一括査定サイトが知りたい方はこちらをどうぞ。
ステップ2 認定中古車を選ぼう
次にどこで中古車を買うかですが、僕がおすすめしているのはディーラーの認定中古車です!
- 下取り車だったら値引きが出来る可能性がある
- 安心・安全の車に乗れる
- 保証が充実している
このような理由からです、一つ一つ説明していきます。
とはいえ、
- いつも親切にしてくれている知り合いの整備工場から買いたい
- いつも親切にしてくれているこの人から買いたい
という方はそのお店(その人)から買った方が安心できると思うので、そのお店(その人)と一緒に選んでもらって中古車を買うと良いと思います。
知り合いの整備工場(人)がいなくて、どこから買えば良いか全く分からないという方に認定中古車をおすすめしているよ
下取り車だったら値引きが出来る可能性がある
ディーラーの認定中古車は高いというイメージがある方が多いと思いますが、お得に買える場合もあります。
それが下取りで入ってきた認定中古車を狙うという手法です。
これは実際に仲が良いディーラーの営業の方に話を聞いて分かった事です。
その時の話の内容を再現します↓
認定中古車って全く値引き出来ないんですか?
下取り車だったらお店によって値引き出来る可能性があるよ
え?そうなんですか?
ではどうやって下取り車かどうか判断すれば良いのですか?
それは私たちに聞いてくれれば下取りで入ってきたかどうか
伝える事が出来るよ
なるほどですね
ディーラーの認定中古車ってほとんど下取り車ですか?
ほとんど下取りで入ってくることが多いよ
ならほとんど値引き出来る可能性があるって事ですか?
それは正直厳しいかな・・・
お店によって今月この車は売りたいとか、
今月は決算セールで値引きしやすいとか、
状況によって異なる可能性があるよ
なるほど、そうなんですね
とにかく自分から値引き出来るか聞いてみるのが大事ですかね?
聞いてくれれば、出来る出来ないは答えられると思うよ
値引き出来なくても、他のサービスを提案出来る場合もあるよ
なるほど、了解しました!
色々教えてくれてありがとうございます!
いえいえ、何か気になる事があればいつでも連絡してくださいね!
結果として下取りで入ってくる認定中古車が狙い目だという事が分かりました!
大手中古車屋さんでの値引きについて知りたい方はこちらをご覧ください↓
安心・安全の車に乗れる
ディーラーの認定中古車は、新車で販売された車が下取りで入ってくるのがほとんどです。
新車で販売された車はそのままディーラーで車検・点検を受けることが多いので、その車を乗り継ぐのが安心・安全面では一番良いと思っています!
また整備記録が残っている可能性が高いため、オイル交換等のメンテナンスが定期的にされているか確認する事が出来ます。
オイル交換等のメンテナンスがされていない車は買った後のエンジントラブルになる可能性があるのでおすすめできません。
定期的なオイル交換は車を長く乗るために大切なメンテナンス方法です。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
買った後のトラブルが心配という方には、特に認定中古車がおすすめだよ
保証が充実している
ディーラーの認定中古車はディーラーによって異なりますが、基本1年間ぐらいの保証が付いている事がほとんどです。
さらにオプションで延長保証を付けることができ、中古車でも安心して乗る事が出来ます。
僕も実際にトヨタ認定中古車でヴェルファイアを買って、延長保証を付けたよ
トヨタの認定中古車でいえばロングラン保証というのがあります。
このロングラン保証は走行距離無制限で1年間無償保証が付いており、追加金を払えば+2年延長する事が出来るという保証です。
エンジン、エアコン、ナビ、テレビ等まで無償保証に含まれているのでおすすめです!
詳細は→トヨタ認定中古車公式HPをどうぞ。
ステップ3 年式・走行距離・色を選ぼう
次に実際に年式、走行距離、車の色を決めていきましょう。
僕が思う得する年式、走行距離、色の選び方は、
- 年式→5年落ち(新車から60カ月経過車)
- 走行距離→5万km以上
- 色→パールホワイト(白)
↑この3つの条件の中古車です!
特に年式・走行距離にこだわりが無いという方は、この3つの条件で中古車をえらんでみると良いよ
中古車おすすめ年式は5年落ち(新車から60カ月経過車)
なぜ中古車で5年落ち(新車から60カ月経過車)がおすすめかというと、シンプルに安く買えるからです!
なぜ安く買えるかというと、
- 検索ボリュームが少なくなる
- 輸出条件から外れる
↑この2つの理由からです。それぞれ説明していきます。
検索ボリュームが少なくなる
まず前提として、中古車は「需要と供給量」で相場の値段が決まる仕組みになっています。
簡単に言うと「人気な車は高く、人気が無い車」は安いだよ
ネットで中古車を探す場合5年以内で検索する人が多く、検索ボリュームが多くなります。
その為、需要が高まり中古車の値段が高く設定されます。
それを6年以上に範囲を広げて検索する事で需要の高い範囲から少しずらす事ができ、値段の安い中古車を探す事が出来ます。
輸出条件から外れる
さらに日本の中古車は色々な国に輸出して販売していて、その条件に「新車から60カ月までの中古車」という設定をしている国が、かなりあります。
そのため、「新車から60カ月経った中古車(5年落ち)」は条件から外れてしまい、輸出出来なくなる=中古車の価値が引くなる=中古車が安くなるというパターンになります!
なので輸出条件から外れる5年落ち(新車から60カ月経過車)で選んであげると、お得に買う事が出来ます。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
おすすめ走行距離は5万km以上
走行距離は多すぎても少なすぎても良くなく、年間に1万kmぐらいが一番良いと言われています。
- 走行距離多すぎ→部品の消耗(特に足回り)が進んでいるから
- 走行距離短すぎ→動かなすぎたらエンジンに負荷がかかってしまっている
↑この2つの理由からです。
なので年式から考えると検索ボリュームが少なくなる5年落ち(新車から60カ月経過車)がおすすめなので、5年落ちで5万km以上が中古車を買う時のおすすめの走行距離になります。
じゃあどのくらいの距離だったら危険かというと、1年間で2万km以上だったら少し走行距離が多すぎますし、1年間で3000km以下だったら走行距離が少なすぎます。
なのでこの2つの条件の中古車は選ばないようにしましょう。
リセールを考えて色・グレードを決める
お得に中古車を買うためには売るときのことも考えた方が良いです。
結論からいうと、リセール(売却時の値段)が良い色はパールホワイト(パールホワイトの設定が無い場合は白)です。
黒色もリセールが良い色としてあげられますが、メンテナンスが難しい為おすすめできません。
洗車をこまめにする方と、どうしても黒色に乗りたい方は黒色でも良いと思うよ
パールホワイト(白)色がリセールが良い理由としては、
検索ボリュームが多い(需要がたくさん)からです!
例えばパールホワイト(白)色の車と、赤の色の車では、同じ車でも下手したら5万円値段が違う場合があります。
なのでリセール(売却価格)が良いパールホワイト(白)色の中古車を選んで、売るときに損しないようにしましょう。
リセールの良いグレード(オプション装備)については、車種によって若干異なる事がありますが、基本的に純正オプション系はリセールが良い傾向があります。
例えば→純正ナビ、サンルーフ、先進安全装置、電装スライドドア・・・等です
詳しくはこちらをご覧ください↓
ステップ4 車両品質評価書を見て選ぶ
車両品質評価書とは車の成績表
中古車で探すときには、この車両品質評価書を見てからおおよその車の状態(外装・内装の傷具合)を知る事が出来ます。
なので車両品質評価書が付いていない中古車は車の状態(外装・内装の傷具合)が良く分からないので、選ばないようにしましょう。
ディーラーやサイトによって呼び方が違うので、注意してね。
例えばトヨタだったら「車両検車証明書」と言うよ
修復歴無し評価点4.5以上の中古車を選ぶ
まず修復歴は無しの中古車を選んでください。
修復歴有りの中古車は事故車の可能性が高いので選ばないようにしてください。
何で修復歴有りの車は選ばないようにした方が良いかというと、買った後のリスクが高いからです。
(例) 買った後に車の骨格がずれていて真っすぐ走らない・・・
↑このようなリスクがあるので、選ばないようにしましょう
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
車両品質評価書には外装・内装を総合的に評価して点数が付けられます。
その点数が4.5以上の中古車を選ぶと、比較的に状態の良い中古車を選ぶことが出来るのでおすすめです!
評価点数が4以下だと、外装の傷や内装の汚れがかなり目立つ状態になっています。
なので、「ある程度の傷が付いていても気にならない」方や「通勤車で使う予定なのでとにかく安い方が良い」方は評価点数4以下の中古車を選んでも良いでしょう。
評価点数がどのように決まっているかはトヨタ認定中古車公式サイトで確認できますので、気になる方は確認して見て下さい。
※トヨタの場合は「車両検査証明書」となっています。
車両品質評価書についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
ステップ5 金利が安い銀行ローンを選ぶ
意外と見落としがちなのが車を買う時のローンの金利です。
僕も実際にローンの選択で損をしたことがあるので、これから中古車を買う時に損しないように説明したいと思います。
低金利の銀行ローンがおすすめ
結論からいうと銀行の低金利ローンが一番損をしないローンでの買い方になると思っています。
ただ銀行によってもカーローンに力を入れている銀行とそうでない銀行があるので、やっぱり「比べる」という事が大事なポイントになってきます。
僕はローンを選ぶときに、僕の住んでいる地域で4社の銀行を比べました。
- A社 → 金利2.9%
- B社 → 金利2.7%
- C社 → 金利1.43%
- D社 → 金利2.6%
↑このような結果になりました。
同じ地域でも金利が全然違うので、比べないと損をするよ
金利がこれだけ違うと、例えば300万円借りるとすると5年払いで10万円変わってきます。
借りる場所を変えるだけで10万円損する可能性があるので、気を付けて下さい!
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
Q&A
10年落ち5万kmの車と5年落ち10万kmの車買うならどっち?
この場合は5年落ち10万kmの車を選ぶ事をおすすめします!
※ただしオイル交換等のメンテナンスがしっかりされているか要確認。
基本的にメンテナンスがしっかりされている車両だったら、距離より年式を優先的に選ぶようにして下さい。
5年落ち1万kmみたいな低走行距離の中古車を選んで大丈夫?
基本的に1年間に5000km以下の中古車は選ばない方が良いです!
走行距離が低すぎるとエンジンに負荷がかかってしまうので、買った後にエンジン不調になる可能性が有ります。保証が充実していれば良いですが、トラブルの原因になるので選ばないようにしましょう。
5年落ち10万kmみたいな過走行距離の中古車を選んでも大丈夫?
メンテナンスがしっかりされていれば大丈夫です!
メンテナンスされていたか確認出来ない場合は選ばない方が良いです!
1年間に2万km以上の過走行距離中古車の場合、オイル交換等を定期的にしとかないとエンジンに負担がかかってエンジン不調を起こす可能性が高くなります。
走行距離と年式どちらを重視したら良い?
基本的にメンテナンスがしっかりされている前提で考えると、年式を重視して下さい!
年式が1~2年ぐらいしか変わらないのであれば、走行距離を重視して考えても良いです。
初めての中古車購入で押さえておいた方が良いポイントは?
初めての中古車購入でのポイントは「買った後に嫌な思いをしない事」です。
初めての中古車購入で嫌な思いは絶対にしてほしくないので、保証が手厚いディーラーの認定中古車をおすすめします!
ポイントはこの記事のステップ1から読んで頂ければ、損しない中古車を選ぶことが出来るようになるので、ステップ1から読んでみてください。
運転初心者は安い中古車を選んで乗りつぶした方がコスパが良いですか?
運転に慣れている方だったら、とにかく安い中古車(メンテナンスはしっかりされている車)を選んで乗りつぶす方がコスパが良いです。
ただし運転初心者の方だったら、慣れない運転を技術でカバーしてもらう方が良いと思うんで、先進安全自動車の中古車を選ぶ事をおすすめします!
40万円以内で壊れない車が欲しいんだけど、どうしたら良い?
自動車は機械なので買った後に絶対に壊れないというのは、どの車屋さんでも保証出来ないと思います。
出来るだけ壊れるリクスを避けたい方は
- メンテナンスがしっかりされている車を選ぶ
- 保証が充実している車屋さんで買う
↑この2つのポイントを重視して、選ぶ事をおすすめします!
まとめ
ステップ1~ステップ5を順番に見ていって参考にしてもらえれば、中古車をお得に買う事が出来ます。
少なくとも損はさせないよ
「こういう時どっちを選んだら良い?」とか、「この年式・走行距離でこの中古車はお得?」などなど、質問や聞きたい事があれば気軽にホームページ一番下の問い合わせフォームから連絡下さい!
一緒に素敵な中古車を選んでいきましょう!